11月末から12月にボーナスの支給を予定されている会社さんが多いと思いますが、ボーナス支給日前に退職したにもかかわらずボーナスを要求された場合、どうすればいいのでしょうか?
例えば、支給日が12月10日で、11月末日で退職となった場合で見てみましょう。
そもそも、ボーナスの支給をするか否かは、会社の判断で決めてよいことになっています。過去の判例においても、「ボーナスを支給するかしないかは、労使間の取り決めや就業規則などによって定まる」というのが一般的です。
ですから、就業規則に「賞与は、支給日に在籍する者に対して支給する(支給日に在籍しない者には支給しない)」と定めておけば、本人が支給を要求してきても支給しなくてもなんら問題はありません。
では、もし就業規則にそのことが記載されていない(就業規則自体が無い)場合はどうなるでしょうか?その場合は、ボーナスを支払わなければならなくなることもあります。
年2回の支給で、ボーナス前の約半年間の勤務に対して支給していたような場合は、「今までの慣例による」と判断され、訴えられたりするとボーナスを支払う必要が出てきます。
就業規則を届出する必要が無い会社においても、就業規則を作ることで会社を守ることが出来るのです。
人事・労務について
支給日前の退職者へのボーナス支給は?
2011 年 11 月 18 日 金曜日阪神真弓監督の人事を考える
2011 年 10 月 17 日 月曜日阪神タイガースの真弓監督が10月16日にBクラスが決まって退団が決まった。解雇ではなく、退職干渉を受けての自己都合の退職にしたみたいなものである。
今にして思えば、3年前に監督にした(なった)人事自体が問題があったのではないだろうか。監督自体が経営者か現場の最高責任者かという解釈は残るが、いずれにしてもリーダーであることは間違いない。真弓監督にそのリーダーシップが不足していることを、監督にする前に分からなかったのだろうか?
真弓監督は阪神タイガースの出身であり、西武ライオンズ発足年に田淵らとの大型トレードで移籍してきたメンバーの中でも最も活躍した選手で、魅力的な選手であったことは間違いない事実だ。しかし、近鉄バファローズで打撃コーチ、ヘッドコーチをした経験はあるが、2軍の監督経験も無く、阪神でのコーチ経験も無かった。
そんな真弓を監督にした理由がわからない。同じABCで一緒に解説をしていた吉田義男が同じ遊撃手だったこともあり「次は真弓ぐらいにさせたらどうすか」といらんことを言ったかどうかはわからないが。その解説者時代の解説を聞いていたら、監督の器でないことは誰でもわかるような魅力の無いものであった。でその当時は2軍監督の経験のある木戸も候補に挙がったので、真弓は「できません」と辞退するものと思っていたのが、なぜか「できる」と思って受けたのが今回の悲劇の始まりであった。
つまり、選んだ阪神の経営陣に問題があり、かつ受けた本人が自分の器をわかっていなかったことである。もちろん世の中には責任を任せられて器が大きくなる人もいるが・・・
現時点で、梨田現日ハム監督、和田打撃コーチ、平田前2軍監督が候補に挙がっているようである。
梨田は近鉄、日ハムと自由奔放なチームを率いて上手くいったが阪神では?和田は解説者経験がなく、2軍の監督も経験していない。平田は明るいが、テレビに出ている姿を見ると、若手ではない1軍をまとめきれるのかに疑問を感じる。一長一短で誰が決まるのか興味は尽きない。
で、最大のなぞの人事は、「何のために吉竹に2軍監督をさせたのか?」だ!!
70歳まで働かざるをえない時代が来る?のか
2011 年 10 月 13 日 木曜日先日65歳まで働かざるを得ない時代が来るというコラムを掲載際した翌日に、厚生労働省が年金の支給開始年齢を68歳まで引き上げを検討しているという記事が新聞等のニュースで流れました。
「このニュースの内容だけではよく分からないな」というのが私の感想です。
なぜなら、今回の話は厚生年金の支給開始年齢の引き上げの部分にだけが取り上げられ、国民年金や厚生年金の基礎年金の話がなかったからです。
これも先日のコラムで書きましたが、現在でも国民年金は65歳以上にならないと給付されず、厚生年金に関しては、厚生年金の部分が段階的に60歳から65歳に支給年連を引き下げている段階です。また、厚生年金においてもその基礎年金部分(国民年金に該当する1階部分)は65歳からの給付になっており、この部分の説明が今回のニュースではなかったのです。わかりますか?
今回の68歳まで引き上げに関する記事を書いている人の勉強不足?といは言いませんが、よく分かっていない人に、よく分からない記事を書いて、不安をあおるのはよくないのではないでしょうか。
マスコミの人はもっと責任をもちなさい!!