先日弊社のホームページをご覧いただき、会計、経営指導サービスのご相談をいただいた経営者さまの会社をご訪問する機会がありました。
北大阪の輸入雑貨の卸売り販売をしている会社でした。社長様は2代目で、大変まじめで、経営に前向きな方でした。相談内容は、販売や資金管理などの経営管理をいかに導入するかという内容でした。
顧問している税理士の先生に資金繰り相談すると、資金繰り計画より売上を上げることが重要だと言われたそうで、バブル以前の経営指導スタイルだなと、がっかりしました。資金繰りが悪化する原因は、収益の悪化や売上減少が原因の場合もありますが、債権回収や在庫管理の悪さ、さらには無駄な支出にある場合が多いのです。われわれ税理士が会社の現状を理解し、適切な指導なくして、中小企業の業績改善はありえないのです。
私は、税理士、中小企業診断士として、このような指導しかされてこなかった経営者に対し、あるべきか経営とはなにかを伝える役割をしたいと思いました。
そのためには、私たちは、中小企業の経営者にまずは以下の3つのことをお願いしております。
① 会社の現在の経営状況を把握いただくこと(経営力診断の実施)
② 会社の経営理念、ビジョンを設定すること(経営者の夢の設定)
③ 会社の問題点を把握し、課題を明確にすること(課題の明確化)
私たちは、赤字で苦しんでいる中小企業に対し、積極的に経営改善の提案を実施していきたいと考えております。