今回は愛煙家の方にとりまして頭の痛いお話です。
朝の散歩をしながら、ついでに近所の歩道に捨てられているゴミを回収することがあるのですが
圧倒的に多いのがたばこの吸殻です(第2位がコンビニがあるせいかパンやおにぎりのビニール袋)
それだけ歩きたばこが多いということで、しかも人の家の前でも平気でポイ捨て…。
皆がそうだとは限りませんがマナーはいったいどうなっているのでしょう?
10月1日よりたばこの価格が値上がり、それを機会に禁煙を決意された方が増えたことと思います。
たばこはわが国でも最も税負担率の重い商品のひとつです。
410円のたばこを例にしますと税金の内訳は
国たばこ税106.04円(25.9%
地方たばこ税122.44円(29.9%)
たばこ特別税16.40円(4.0%)
消費税19.52円(4.76%)と64.5%が税金です。
また、9月28日に厚生労働省の研究班の発表によりますと受動喫煙が原因で死亡する人が国内で
年間約6,800人とのことです。(2009年の交通事故死者4,914人を大きく上回るとのことです。)
煙にさらされる場所を職場と家庭で分けると、6,800人のうち職場が3,600人で国立がん研究セン
ターの研究員は「まず自分で環境を選ぶことができない労働者を守る対策から強めるべきだ」と
言われています。
男女別では非喫煙者の割合が高く、家庭での受動喫煙にあいやすい女性が4,600人とのことです。
たばこを吸っていないのに病気にかかりやすいとなると分煙に力をいれないと!
100歳以上のお年寄りで煙草が日課で元気に楽しんでらっしゃる方もいらっしゃいますので、
要するに量やマナーを守っていただければ…ということなのでしょう。