「2010年12月25日、「伊達直人」を名乗る人物から、群馬県中央児童相談所へランドセル
10個が届けられたことを皮切りに、全国各地の児童養護施設へ複数存在すると思われる
「伊達直人」からの寄付行為が相次ぎ、差出人の名前と行動から「タイガーマスク運動」
と呼ばれる現象が発生した」(Wikipedia「タイガーマスク」より引用)
最近流行っているみたいです。
なんでもかんでも寄附をしたらいいということではないとは思うのですが、
それでも善意のこの活動が一過性ではなく、世間に浸透したら喜ばしいことです。
寄付行為というと個人の確定申告の期限も近いことですし、思い起こされるのはやっぱり
「寄付金控除」です。
所得税法上の寄付金控除とは年間で2千円以上、国や地方公共団体等に寄付をしたら
その年の総所得の40%相当の限度額まで控除してもらえる制度です。
(平成23年度の税制改正大綱で総所得ではなく、所得税と個人住民税で合わせて50%の税額
控除をすることが盛り込まれているので、この点は変わる可能性があります。)
ただし要件があって寄付した団体から領収書などをもらっておかなければ控除して
もらえません。
タイガーマスク運動の場合、匿名なので勿論控除は受けられません。
でも「寄附」って個人の善意からでているはずのものですので、
控除を受けられるから寄附をしようという人は少ないのではないかなぁと思います。
どちらかといえば(私的に)地味な控除項目だと思うので、税制改正とタイガーマスク運動で
脚光を浴びれば、寄付金控除も浮かばれる気がします。
頑張れ!寄付金控除!!