東日本大震災、福島の原発事故後に日本を離れる外国人が多いなか、アメリカ・ニューヨーク出身
の日本文学研究者ドナルド・キーン氏が日本国籍を取得し永住する決心をされ、日本人に勇気と希望
を与えたというニュースを聞きました。
どういう方なのか詳しく知らなかったのですが、ある記事を読んで日本人よりも日本の良さを知って
いることに驚き、感銘を受けました。
日本の好きなところの一例として言われていたのが、奈良の室生寺ですごい雨に降られ、お婆さん
が傘を貸してくれたが、返せないかもしれないと言うと「構いません。どうぞ使ってください」と言
って貸してくれた。そういう親切さ、優しさが忘れられない日本人の一番好きなところです。
また、日本人兵士の日記を読み、敵、味方を超えて故郷を思う日本人に感銘を受けられたとか。
日本文学は、ほんの少ししか世界に紹介されていなかったらしく、キーン氏のおかげでそれらの文
学だけでなく日本文化・精神文化を世界に誇れる永久に価値あるものとして紹介されたようです。
日本文化の発祥は東山文化で、枯山水の庭・書院・水墨画・茶の湯・華道・連歌俳諧・精進料理
侘寂という日本独自の美意識がそこから生まれ近代でも変わることがないと言われ、改めて本当にそ
のとおりかなと思いました。
「日光を見ずして結構というなかれ」ということわざを知り日光へ行ったキーン氏に、まだ行った
ことがない私は脱帽です。
どんなに忙しい日常を過ごしていても、静かな茶室でお茶をたてていますと心が落ち着きます。
働く活力 日本の文化
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「税理士事務所・会計事務所に求められる真の役割」
税理士の依頼業務は、会計や税金の相談、申告書の作成、税務調査の対応が中心だと思われます。ですが今後の税理士は、以下の2つを重視すべきであると考えます。
財務会計から管理会計へ
財務会計とは、基準に基づく処理で、決算書の作成のためのもので、基づく決算書だけでは、企業業績を正確に把握することは困難になっています。一方、管理会計とは、商品・顧客・部門別などの管理で、企業の現状を正確に把握するための会計です。
今後、税理士が業績を正確に把握し、業績の向上をサポートすべき立場であると考えます。
これまでの税理士事務所は会計・財務処理などの過去の事実を記録する会計(過去会計という)を業務の中心としてきました。
過去会計から未来会計へ
今後は、経営者は経営戦略を勉強し、経営計画を作成・社内に浸透し、業績の予実績管理を行うことが社長力、企業力を向上させると考えます。これを未来会計と定義し、税理士事務所がすべきであると考えます。
この2つの会計サービスを税理士が提供することで業績向上に貢献するべきだと確信いたします。
- 金融機関に対して、税理士として自社の決算書の内容を適切に説明できない
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