どのような職場でも、「人」の問題で悩む職場が多いと聞きます。
そこで、コーチングなんかにも用いられている行動分析学の考え方を少しご紹介します。
「あいつは、面倒くさがりやなので仕事が出来ない」と思うことがあったとします。
一見もっともなようですが、そう決めつけたところで、実は何も解決しません。
あいつは面倒くさがりやだから、仕事が出来ない→仕事が出来ないのは、あいつが面倒くさがりやだからだ→あいつは面倒くさがりやだから・・・と無限ループにはまってしまうからです。
一旦そういう考えを手放してみてはどうでしょうか?
例えば、私たちがすぐダイエットに挫折するのはなぜでしょう?
毎日ランニングするぞー!!と決意しても、続きません。
「意思が弱いせい!」
にはしません。
答えは・・・メリットがすぐには現れないからです。
ちょっとランニングしたところで、すぐ思うような体型にはなりません。
また、ランニングをするのではなく、家でゴロゴロするという選択をした場合はどうでしょう?
ゴロゴロする→楽チン!楽しい!というメリットが即発生します。
メリットがある行動は増えます。
そうして私たちはまたダイエットに失敗するのです・・・
上記を職場に置き換えてみてはどうでしょうか?
仕事が出来る人はなぜ仕事が出来るのか?
本人のモチベーションが高いから・・・という考えは一旦置いておいて、バリバリ仕事をする先に何か結果があるからではないですか?
その結果が本人とってのメリットだからです。
本人の性格のせいにも、本人の意思のせいにもせずに、行動を見ることは出来ます。
そうすると、新たな解決法が見えるかもしれません。
担当:中村
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