私は学生の頃将来何がしたいか何になりたいか、いくら考えてもずっとわからないままで、結局一般事務職に就きました。
けれども何年働いてもお茶汲みのままのように感じ、専業主婦を経て再び働くにあたっては自分には何もないことを思い知らされました。
そして今度こそ手に職をつけたいと思い経理事務をすることにしました。
会計事務所で感じるのは、日々仕事をしながら経験を積めるのでこの仕事に就いてよかったということです。
今担当している監査補助の仕事は、資料を見ながら月次処理をするのが主で、お客様にお目にかかったりお話を伺うことはありませんが、お預かりした資料を通して感じることがあります。
一生懸命取り組んでおられるなとか、必要に迫られてされているのではないかなとか、ほとんど人任せだなとか。
私の知人に、商売をしている家に嫁いで、ある日義父母から帳簿類を渡され「えってなったわ、簿記なんかわからんし」と言っていた人がいました。この知人のように自らの意志と関係なく会計に関わることになった方もいらっしゃるでしょう。
会計を自分でするメリットは、①その分顧問料を抑えられます②担当者や所長にもっとつっこんだことが聞けます。③なにより自分の会社やお店の状況がよりわかるようになります。
今はまだ「会計のことはよくわからない」という方にも少しずつがんばっていただけたら嬉しく思います。
私も目の前の資料とにらめっこしながら応援しております。
担当 菅沼