車をお持ちの方は、「任意保険(自動車保険)」にご加入の方がほとんどかと思います。
「自動車保険」の中でも、様々な補償や特約がありますが、「弁護士費用特約」へのご加入をお勧めします。
理由は、『無過失の主張』でも、契約者に代わり弁護士が交渉をしてくれるからです。
自動車保険に加入していれば、保険会社が交渉してくれるのでは? と思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、加入保険会社が契約者に代わり、示談交渉をします。
ただし、契約者が少なくとも自身の過失を認めており、何%の賠償(過失割合)をするかという条件の下です。
『無過失の主張』とは、契約者の車が停車中で、相手の車がぶつかってきた というケースで見てみましょう。
(「弁護士費用特約」に加入していない場合)
契約者は、「自身の車が停車中で、相手車がぶつかってきたので、こちらに過失はない」と主張します。
一方、相手は、別の状況だったと主張します。
内容は、「お互いの車は、動いていた時の事故であり、こちらが多分に過失もあるだろうが、向こう(契約車)にも、
若干の過失があるのではないか」と主張してきたとします。
その時、契約者としては、「自動車保険」に入っているので、『無過失の主張』を加入保険会社にしてもらおうと
連絡をします。
しかし、保険会社は、『無過失の主張』は「非弁行為」に当たり、『無過失の主張』はできない。
できるのは、5%なりの過失を認め、その過失割合を交渉するのならできると言います。
結局、『無過失の主張』の場合は、契約者自身が直接、相手(又は相手方の加入保険会社)と交渉をする事になります。
そうなると、交渉には時間もかかりますし、慣れない事なので精神的にも参ってしまうかもしれません。
その時に、役立つのが、「弁護士費用特約」です。
契約者に代わり、弁護士が、『無過失の主張』を行ってくれるので、交渉の行方を待つだけです。
「特約保険料」は、各社によりますが、年間で千円前後ですので、レジャー等外出が多くなるこの時期に、加入内容を
確認の上、ご検討されてはいかがと思います。
担当:谷口