税務署の仕事について②
先日にひきつづき、ある法人のお客様の税務調査でお聞きした税務署の仕事のお話です。
みなさんは税務署の調査官は、「言いたいことが言えていい仕事だなあ」と思っていませんか?
わたしは以前は思っていました。
しかし、聞けば聞くほど想像しているより、大変な仕事のようです。
まず、歓迎される機会が少ない。
やはり、時間がとられたりするので、税務調査に対して良いイメージをもたれている経営者は少ないと思います。
次に、立場上プライベートでも気をつかうことが多い。
いつ調査に行くことになるかわからないので、管轄内になじみのお店を作らないようにしているそうです。
などなど。
大変なことは他にもあると思います。
もし税務調査が決まった時には、
日々の仕事が忙しい中での対応で皆さん大変でしょうが、
調査官は公務で来られてますので、丁寧な対応を心がけましょう。
結果としてそのことが、良い調査につながるのではないかと思います。
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「税理士事務所・会計事務所に求められる真の役割」
税理士の依頼業務は、会計や税金の相談、申告書の作成、税務調査の対応が中心だと思われます。
ですが今後の税理士は、以下の2つを重視すべきであると考えます。
財務会計から管理会計へ
財務会計とは、基準に基づく処理で、決算書の作成のためのもので、基づく決算書だけでは、企業業績を正確に把握することは困難になっています。
一方、管理会計とは、商品・顧客・部門別などの管理で、企業の現状を正確に把握するための会計です。
今後、税理士が業績を正確に把握し、業績の向上をサポートすべき立場であると考えます。
これまでの税理士事務所は会計・財務処理などの過去の事実を記録する会計(過去会計という)を業務の中心としてきました。
過去会計から未来会計へ
今後は、経営者は経営戦略を勉強し、経営計画を作成・社内に浸透し、業績の予実績管理を行うことが社長力、企業力を向上させると考えます。
これを未来会計と定義し、税理士事務所がすべきであると考えます。
この2つの会計サービスを税理士が提供することで業績向上に貢献するべきだと確信いたします。