毎月ご訪問させて頂いているクライアントさまのお話です。
IT関係のクライアントさまなのですが、今期から会計ソフトの中の予算管理機能を活用して、
毎月の試算表と照らし合わせ予実績管理を行っています。私の担当先でもこのレベルで
きちんと管理されているクライアントさまは正直少ないのが現状です。外部環境が悪くなってきているので、
販管費の科目ごとに年間予算を決定し、毎月の消化率を把握したいという社長さまのご希望で導入しました。
売上は未確定要素が大きいものですが、販管費は経営者の決断ひとつです。
さて、今日はちょうど半期(6ヶ月)の経過報告。
単月、累計の推移をご説明した後、予実管理に移ります。
売上。。。想定していた数字より若干のUP。いい感じです。
原価。。。原価率も前期よりUP(前期は特殊事情があったのですが・・)。これもいい感じです。
販管費。。。科目の中には半期で年間予算の70%を消化しているものもありましたが、お話を伺うと
上期でほとんど発生して、下期ではほぼゼロとのこと。安心しました。:-o
予算科目の中には想定より早いスピードで消化しているもの、予算のほとんどを消化せずに推移しているもの、
これらの現状を確認後、下期に関しての経営見込みをお伺いしながら、下期予算を再設定致しました。
こういった予算管理は資金繰りにも直結する経営的に大切な作業です。
まだ目に見えない先に起こりうる可能性のあるリスクを最小限に抑える、こういった観点から
経営上、非常に大切な作業であると思われます。