社会保険の算定基礎届提出の時期になりますと、提出と同時に調査が行われたりします。
この調査の目的は『社会保険の手続きに問題がないか』を確認することです。
・賃金台帳に記載されている役員、従業員で社会保険に加入漏れがないか?
・加入すべき時期に適正に加入しているか?(入社日が加入日になっているか?)
・加入すべき等級(標準月額)で適正に加入しているか?
・定時決定・随時改定が正しく行われているか?
・各種給付の請求に不正がないか?
・賞与や各種変更届に提出漏れがないか?
・被扶養者の異動に問題がないか?
などについて調査が行われます。
特に多いのが、パート・アルバイト等で、基準を満たしているのに、社会保険に加入していない従業員
がいないか?と使用期間の未加入などの指導です。
パートタイマーが勤めている場合はフルタイマー(正社員)と比較して、
① 1カ月の労働日数がおおむね4分の3以上
② 1日の所定労働時間がおおむね4分の3以上
①と②の両方の基準を満たす程度に働いている人は、収入に関係なく、社会保険に加入すること
になります。
(これより少ない時間であっても、就労状況や職務内容により加入できる場合もあります。)
いざというときに慌てることのないように、確認をお願いします。