消費税増税法案等の社会保障と税の一体改革関連法案が6月26日の衆院本会議で可決され、経済界からは評価する声が相次いだ一方で、流通関係者からはデフレが進みよりモノが売れなくなると懸念する声が上がった。
このデフレが今の日本の経済に大きな影響を及ぼしていることは間違いないが、そのデフレの原因を作った流通関係者が、デフレが進んでモノが売れなくなると心配しているところに問題がある。そもそも流通関係者の中には、モノは値段が安くなければ売れないと考えている人が多いのが気になる。特に家電量販店などは「他店よりも1円でも高ければ・・・」とあるが、これはその店(会社)が値段でしか勝負できないと宣言しているようなものであり、自店に+αとなる付加価値が無いばかりに、価格というところに頼っているのである。またこの価格を下げるためにメーカーに無理を強いたことにより、日本の家電メーカーは大幅な赤字を出し、結果国内生産の縮小=生産拠点を海外に移さざるを得ないということになっている。
流通関係者が自社の+αを価格以外のところで真剣に考えなければ、デフレ脱却などすすまない。これは消費税増税よりも深刻で心配な問題だ。
※「他店よりも高い」と店員に言っても、近隣他店のチラシなどの証拠がなければ安くならず、結局顧客不満足になっているケースがよくあるらしい。
消費税増税とデフレ
2012 年 6 月 28 日消費税増税関連法案の衆議院可決について
2012 年 6 月 27 日6月26日、消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革法案が衆議院で可決されました。
民主党内で小沢元代表らが反対票を投じるなどの混乱はあるようですが、これで消費税増税
に向けて大きく前進したことになります。
予定では2014年4月に8%、2015年10月に10%へ増税される見込みです。
実現すれば、前回の5%への改正より17年ぶりとなります。
試算によりますと、夫婦のどちらかが働く子供2人の標準世帯で、年収が500万~550万円だと、
消費税率が8%になった段階で年7万2948円、10%だと11万9369円も現在より負担が増えること
になるようです。
消費税は低所得者ほど負担感が重い逆進性の性格があります。政府は税率8%の時点で、
低所得者に現金を配る「簡素な給付措置」を行う方針のようですが、金額や対象は未定です。
東日本大震災の復興財源を賄う増税も控えていますので、国民の負担はさらに大きくなることに
なります。
算定基礎届の定時決定時調査について
2012 年 6 月 21 日社会保険の算定基礎届提出の時期になりますと、提出と同時に調査が行われたりします。
この調査の目的は『社会保険の手続きに問題がないか』を確認することです。
・賃金台帳に記載されている役員、従業員で社会保険に加入漏れがないか?
・加入すべき時期に適正に加入しているか?(入社日が加入日になっているか?)
・加入すべき等級(標準月額)で適正に加入しているか?
・定時決定・随時改定が正しく行われているか?
・各種給付の請求に不正がないか?
・賞与や各種変更届に提出漏れがないか?
・被扶養者の異動に問題がないか?
などについて調査が行われます。
特に多いのが、パート・アルバイト等で、基準を満たしているのに、社会保険に加入していない従業員
がいないか?と使用期間の未加入などの指導です。
パートタイマーが勤めている場合はフルタイマー(正社員)と比較して、
① 1カ月の労働日数がおおむね4分の3以上
② 1日の所定労働時間がおおむね4分の3以上
①と②の両方の基準を満たす程度に働いている人は、収入に関係なく、社会保険に加入すること
になります。
(これより少ない時間であっても、就労状況や職務内容により加入できる場合もあります。)
いざというときに慌てることのないように、確認をお願いします。