異常値を認識しよう
先日、新年度を迎えたクライアント様の次年度の利益計画を作成しました。
利益計画というと、
『作るのに手間がかかる』
『売上が読めない』
『そもそも必要なの?』
といった声をよく耳にします。
難しく考え過ぎではないでしょうか。
上2つについては
⇒意外と簡単
⇒売上はとりあえず感覚で
という感じで簡単に考えましょう。
それでは3つ目、なぜ必要なのか。
一番重要なのは、
『ギャップを認識する』
ということです。
予算と実績の差異を把握しなければ、
『異常値を発見することができない』
ということです。
また、中小企業では役員報酬の設定金額により経営状況が大きく変わるため、
適正金額を設定しないと大赤字になったりします。
感で設定するのではなく、やはりある程度の経営計画を立てましょう。
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「税理士事務所・会計事務所に求められる真の役割」
税理士の依頼業務は、会計や税金の相談、申告書の作成、税務調査の対応が中心だと思われます。
ですが今後の税理士は、以下の2つを重視すべきであると考えます。
財務会計から管理会計へ
財務会計とは、基準に基づく処理で、決算書の作成のためのもので、基づく決算書だけでは、企業業績を正確に把握することは困難になっています。
一方、管理会計とは、商品・顧客・部門別などの管理で、企業の現状を正確に把握するための会計です。
今後、税理士が業績を正確に把握し、業績の向上をサポートすべき立場であると考えます。
これまでの税理士事務所は会計・財務処理などの過去の事実を記録する会計(過去会計という)を業務の中心としてきました。
過去会計から未来会計へ
今後は、経営者は経営戦略を勉強し、経営計画を作成・社内に浸透し、業績の予実績管理を行うことが社長力、企業力を向上させると考えます。
これを未来会計と定義し、税理士事務所がすべきであると考えます。
この2つの会計サービスを税理士が提供することで業績向上に貢献するべきだと確信いたします。