有価証券
改めて決算検討会は大切だなぁ~と感じました。
3月決算の会社さんのお話です。
会計データは毎月監査させて頂いてますが、ご訪問は数ヶ月に一度です。
「当期はマイナスの着地ですかね」、前回ご訪問させて頂いた際はこのような話でした。
決算検討会の際もこのような流れですすみましたが、ふと目がとまった先は「有価証券」。
有価証券は保有されてますが、毎期ほとんど動きがないため、売買資料は決算時に頂戴します。
「時価どの程度ですか?」とお伺いしたところ、売却すれば利益がでるとのこと。
期末まで1週間程度ありましたが、一旦手放していただき、利益を計上して頂くことに決定しました。
会計上の利益は社長自身もおおよその見当がつきますが、「実際の税額はどの程度になるか?」まではなかなか・・・。
決算検討会で税額シミュレーションを行うことで、より明確にご理解頂き、決算を迎えるまでに
法人として適切な動きをして頂く、改めて検討会が重要であると思った次第です。
タグ: 決算前検討会
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「税理士事務所・会計事務所に求められる真の役割」
税理士の依頼業務は、会計や税金の相談、申告書の作成、税務調査の対応が中心だと思われます。
ですが今後の税理士は、以下の2つを重視すべきであると考えます。
財務会計から管理会計へ
財務会計とは、基準に基づく処理で、決算書の作成のためのもので、基づく決算書だけでは、企業業績を正確に把握することは困難になっています。
一方、管理会計とは、商品・顧客・部門別などの管理で、企業の現状を正確に把握するための会計です。
今後、税理士が業績を正確に把握し、業績の向上をサポートすべき立場であると考えます。
これまでの税理士事務所は会計・財務処理などの過去の事実を記録する会計(過去会計という)を業務の中心としてきました。
過去会計から未来会計へ
今後は、経営者は経営戦略を勉強し、経営計画を作成・社内に浸透し、業績の予実績管理を行うことが社長力、企業力を向上させると考えます。
これを未来会計と定義し、税理士事務所がすべきであると考えます。
この2つの会計サービスを税理士が提供することで業績向上に貢献するべきだと確信いたします。