本屋さんに行くと節税の本がたくさんあります。
僕は職業柄新しい節税の本が出ていたら必ずチェックします。
市販されている節税本は全て目を通しているんじゃないかと思います。
色々な本が出ていますが、節税といってもそれほど数多くあるわけでもないので大体内容は被ります。
そしていつも思うのが、節税に焦点が置かれているので資金繰りのことをを全く考えてないということです。
節税の本なので仕方がないのですが、一般の方が「まだ貴方の会社では無駄な税金を払っているのですか?」
という文言を見ると「なんだ税金を払わないでお金を残す方法があるのか」と思ってしまいます。
無理な節税は資金繰り悪化の原因となります。節税目的で保険に加入し、資金繰りが厳しくなったが短期間の解約は返戻金が目減りするため金融機関から融資を受けた、というケースはよくあります。
何のための節税か分かりませんよね。どうしても国に税金を払いたくない、というのでしたら有りですが。
節税で利益を圧縮するよりも、利益をいかに増やすかを考え、
そして利益の範囲で適度な節税を行いましょう。